AIなど先端技術産業特化の新設エリアに注目、米先端技術見本市「CES2026」
(米国)
サンフランシスコ発
2026年01月21日
米国ネバダ州ラスベガスで1月6~9日、先端技術見本市「CES2026」が開催された。主催するコンシューマー・テクノロジー・アソシエーション(CTA)によると、来場者数は14万8,000人以上となり、前年の約14万人から増加した。1,200社のスタートアップ企業を含め、4,100社以上の企業が出展した。
メイン会場のラスベガス・コンベンションセンター入口付近の様子(ジェトロ撮影)
開始に先立つ1月4日のメディア向け説明会では、CTAが2026年の主要トレンド「テック・トレンズ・トゥー・ウォッチ(Tech Trends to Watch)」を発表し、人工知能(AI)を基盤技術としてさまざまな製品やサービスに統合していく「インテリジェント・トランスフォーメーション」を最大のテーマの1つとした。このほか、健康・長寿を支える技術や、電動化やエネルギー管理など次世代モビリティや社会インフラに関わる技術が主要トレンドとして示された。
公式プログラムの基調講演は1月5日夜に開始され、世界的企業の経営者が登壇し、今後のビジネス環境について見解を示した。初回にはAMDのリサ・スー最高経営責任者(CEO)が登壇し、AI処理に最適化した半導体やデータセンター向けアクセラレーターを発表した。続いてシーメンスのローランド・ブッシュCEOは、設計から現場運用までをAIで一貫して結び付ける「インダストリアルAI」が、次世代の産業基盤になるとの見方を示した。また、エヌビディアのジェンスン・フアンCEOは自社イベントで、現実世界で自律的に動作するロボティクス領域「フィジカルAI」の実用化が確実に前進している点を強調した。
CES ファウンドリーの様子(ジェトロ撮影)
今回の目玉となったのは新設されたエリア「CES ファウンドリー(Foundry)」だ。1月7日から8日にかけて、フォンテーヌブロー・ラスベガスで実施され、AI、量子技術といった基盤的な先端技術に特化したエリアとして多くの注目を集めた。会場内はエヌビディアの展示面積が約半分を占めた。各企業のデモンストレーションのほか、パネルセッションも多く行われた。
(武田史織、石黒真椰子)
(米国)
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