2025年の自動車生産は横ばいも国内販売は急成長
(アルゼンチン)
ブエノスアイレス発
2026年01月21日
アルゼンチン自動車製造業者協会(ADEFA)およびアルゼンチン自動車販売代理店協会(ACARA)はそれぞれ、2025年12月および2025年累計の自動車生産、輸出、新車販売(登録)台数を発表した。2025年の自動車生産台数は前年比3.1%減の49万876台、輸出台数は同10.8%減の28万589台、新車販売(登録)台数(バス・トラック含む)は同48.1%増の60万535台だった(添付資料図1~3参照)。
ADEFAのロドリゴ・ペレス・グラツィアーノ会長は、生産台数の減少の主な原因として、新モデルの発売やその他のプロジェクトのために生産ラインの調整が行われたことを挙げた。輸出台数は、ブラジル向けの大幅な落ち込みが輸出台数全体の伸びを押し下げた(添付資料表1参照)。輸出台数が減少した理由への言及はなかったが、同氏は、「生産台数の7割が輸出されるという特性を考慮すると、輸出競争力の向上は大きな課題で、競合国が免税で輸出している中、自動車輸出にかかる税負担を軽減することが不可欠」と述べている。
新車販売(登録)台数の大幅な伸びについてACARAのセバスティアン・ベアト会長は、銀行や販売店による自動車ローンの復活に加えて、販売モデルのラインアップ充実による、既存ブランドと新規参入ブランドの競争激化が値引きやプロモーションにつながったことを理由のひとつに挙げた。
2025年の新車市場では中国ブランドの存在感が高まった(添付資料表2参照)。特に北京汽車(BAIC)の新車販売台数が前年比約6倍増の4,578台に達したほか、他の中国ブランドも軒並み販売台数を伸ばした。アルゼンチン政府は、2025年から年間5万台の環境配慮車の無関税輸入枠を設定したが、FOB価格が1万6,000ドルを超えないことなどの条件を満たすことのできるモデルが中国車以外に少ないことから、枠の大部分が中国車の輸入に利用されている。
(西澤裕介)
(アルゼンチン)
ビジネス短信 928f1cf9b4866928




閉じる
