福島の酒と食をPR、内堀知事ドイツ訪問に合わせてイベント開催
(ドイツ、日本)
デュッセルドルフ発
2026年01月27日
ドイツのノルトライン・ウェストファーレン(NRW)州デュッセルドルフで1月16日、福島県の日本酒と食品をプロモーションするイベントが同県の主催で開催された。これは福島県の内堀雅雄知事のドイツ訪問の機会を捉えて開催されたもの。デュッセルドルフでも特に日本人が多く住むオーバーカッセル地域のレストラン「SABI & GARI」に、食品バイヤーや日本食レストラン経営者など約15人が招かれた。
イベントの冒頭で内堀知事は、日本の酒造りがユネスコ文化遺産に登録されたことに触れ、「福島県産酒は全国新酒鑑評会(注)でも金賞受賞数が日本一である。背景には福島の美味しい米と水、酒造りへの情熱がある」と語った。そして鏡開きのセレモニーの後、オーナーシェフの三本松正孝氏が手掛ける料理が次々と供された。福島県の4つの酒蔵の日本酒と、相馬市のマルリフーズの「かけるあおさ」を使った小鉢や、福島県産米「天のつぶ」で握ったすしなどとのペアリングを通して、招待客は福島の酒と食の魅力を堪能した。三本松シェフは「福島県の良いものを世界に広めるお手伝いができて光栄だ。日本の食の宣伝に今後も協力していきたい」と述べ、実施主体の福島県も本イベント開催に手応えを感じているとした。
福島県産酒で乾杯をする内堀知事(写真中央)、角田剛隆・在デュッセルドルフ日本総領事(左)、三本松シェフ(右)(ジェトロ撮影)
「かけるあおさ」を使った小鉢(ジェトロ撮影)
福島県産米「天のつぶ」で握ったすし(ジェトロ撮影)
なお、これに先立つ1月15日、福島県はNRW州との再生可能エネルギー(再エネ)・水素分野および医療分野に係る連携覚書を締結(更新)。同日に開催されたセミナーで内堀知事は、再エネの活用や水素社会の推進、医療クラスターの育成といった福島県の産業面の魅力をアピールしつつ、各産業分野でのNRW州とのさらなる関係深化に取り組むことを表明した。また、福島大学や県内研究機関に加え、白河市に工場を構える住友ゴム工業が登壇。地産地消の水素などを利用したカーボンニュートラルタイヤ製造を進める同工場の先進的な取り組みを紹介し、聴衆の関心を集めた。
(注)新酒を全国的に調査研究することにより、製造技術と酒質の現状および動向を明らかにし、清酒の品質向上に資することを目的に開催。独立行政法人酒類総合研究所と日本酒造組合中央会が共催し、全国規模で開催される唯一の清酒鑑評会。
(櫻澤健吾)
(ドイツ、日本)
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