メルコスール・シンガポールFTA、パラグアイとシンガポールとの間で2月1日に発効へ

(シンガポール、メルコスール、パラグアイ、アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ)

シンガポール発

2026年01月09日

シンガポールのグレース・フー持続可能性・環境相兼貿易担当相は1月6日、また、シンガポール貿易産業省(MTI)は1月7日、それぞれのリンクトイン(LinkedIn)において、メルコスール・シンガポール自由貿易協定(MCSFTA)が2月1日に、パラグアイとシンガポールとの間で発効することを明らかにした。

MCSFTAは2023年12月に署名されていた(2023年12月13日記事参照)。MCSFTAの協定文によると、本協定は、少なくともメルコスール構成国(アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ)の1カ国およびシンガポールが寄託者(パラグアイ)に批准書を寄託した日の属する月の後2番目の月の初日に、批准書を寄託したメルコスール構成国およびシンガポールについて効力を生ずる〔エンタープライズシンガポール(企業庁)ウェブサイト外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます参照〕。未発効の国については、当該国が批准書を寄託者に寄託した日の属する月の後2番目の月の初日に効力を生ずる。

MCVSFTAは、「冒頭の規定および一般的定義」「内国民待遇および物品の市場アクセス」「原産地規則」「税関当局および貿易円滑化」「貿易上の救済」「2国間セーフガード措置」「衛生植物検疫措置」「貿易の技術的障害」「投資」「サービスの貿易」「自然人の移動」「電子商取引」「政府調達」「競争政策」「知的財産」「零細・中小企業」「透明性」「紛争解決」「制度、一般、および最終規定」の19の章で構成されている。

フー持続可能性・環境相兼貿易担当相が投稿したリンクトイン(既出)によると、シンガポールから輸出される約20%の関税が即時撤廃され、関税撤廃率はMCSFTA発効から15年で約96%に達する。その他の利点として、(1)急送貨物や腐敗しやすい物品の通関手続きの簡素化・迅速化、(2)政府調達面での公正性かつ無差別性の確保、(3)電子認証やペーパレス貿易を含むデジタル貿易円滑化を促進する規定やオンライン消費者保護の強化などを通じたデジタル経済への信頼を高める規定が含まれていることなどが挙げられた。

(朝倉啓介)

(シンガポール、メルコスール、パラグアイ、アルゼンチン、ブラジル、ウルグアイ)

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