2025年の電動車販売、過去最高の22万台

(ブラジル)

サンパウロ発

2026年01月09日

ブラジル電気自動車協会(ABVE)は1月6日、2025年の電動車(バッテリー式電気自動車:BEV、プラグインハイブリッド車:PHEV、ハイブリッド車:HEVの合計)販売台数が前年比26.2%増の22万3,912台となり、過去最多を更新したと発表した(注1)。PHEVが前年比58.4%増の10万1,364台、BEVが30.1%増の8万178台となり、外部充電可能な車種の伸びが市場を牽引した。

ABVEのリカルド・バストス会長は声明で、「2025年下半期には高金利や為替などのマクロ経済環境に課題があったものの、電動車市場は一般市場を上回るペースで成長した」と評価した。あわせて、比較的低価格帯の新モデルの投入が販売拡大に寄与したとの見方を示した。

自動車メーカー別販売台数(BEV、PHEV、HEVの合計)では、比亜迪(BYD、11万2,915台)が首位を維持し、以下、長城汽車(GWM、3万9,311台)、トヨタ(2万4,216台)、ボルボ(9,717台)、オモダ・ジャクー(7,224台、注2)、広州汽車(GAC、3,641台)、吉利汽車(ジーリー、3,370台)が続いた。2021~2022年に参入したBYDおよび長城汽車に加え、2025年に市場参入した中国企業のオモダ・ジャクー、GAC、ジーリーも存在感を示している。

(注1)統計対象はBEV、PHEV、HEVの合計。ABVEは2025年1月以降、マイルドハイブリッド車(MHEV)を統計から除外した。MHEVを含めた2025年の電動車販売台数は28万5,252台(前年比60.8%増)となる。なお、全国自動車製造業者協会(Anfavea)はMHEVをHEVの一種と位置付けている。

(注2)奇瑞汽車(チェリー)が展開するブランド。

(エルナニ・オダ)

(ブラジル)

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