ジェトロ、日本食材の魅力を発信するレストランイベントをドバイで開催

(アラブ首長国連邦、日本、スペイン)

ドバイ発

2026年01月28日

ジェトロは120日、「アラブ首長国連邦(UAE農林水産物・食品輸出支援プラットフォーム(注)」の取り組みの一環でドバイのモダンスペイン料理レストラン「Boca」にて、水産物をはじめとする日本産食材の魅力を紹介するイベントを開催した。

写真 店の前に飾られた今回のプロモーションイベントスタンド(ジェトロ撮影)

店の前に飾られた今回のプロモーションイベントスタンド(ジェトロ撮影)

同店のスペイン人エグゼクティブシェフ、パトリシア・ロイ(Patricia Roig)氏は、日本滞在中に出会った食材の中から、日本企業の環境負荷低減の取り組みに共感して採用した魚介類を中心に、青果物や和牛を使った特別メニューを提供した。同レストランはサステナブル志向の調理で評価が高く、「ミシュラングリーンスター外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」や中東・北アフリカ(MENA)地域「ワールド50ベストレストラン外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」などを受賞している。

来場者の関心を集めたのは白子を使った一皿だ。日本では「白子ポン酢」などで親しまれるが、同氏はバターで軽くソテーし、ユズ風味のオランデーズソースと梅干しを合わせ仕上げた。クリーミーで滑らかな味わいが好評で、エミラティ(アラブ首長国連邦国籍の人)の参加者からも高い評価が寄せられた。

写真 北海道産白子を使った一皿(ジェトロ撮影)

北海道産白子を使った一皿(ジェトロ撮影)

北海道産キンキや青森産ホタテは、冷凍品ながら生鮮品のような歯ごたえとうまみを提供した。ドバイでは北海道産ホタテの知名度が高い一方、青森産は初めてという来場者も多く、甘みの強さが印象的だったとの声が聞かれた。デザートには北海道産クリームチーズを使用したフランに福岡産イチゴを添えた一品が提供され、食材の相性の良さが際立った。

写真 食材やメニュー開発背景について話すシェフ(ジェトロ撮影)

食材やメニュー開発背景について話すシェフ(ジェトロ撮影)

料理提供に先立ち、ロイ氏は日本での生産者との交流やメニュー開発の背景について紹介し、会場は終始和やかな雰囲気に包まれた。当日はドバイの著名シェフや主要メディア関係者が参加し、日本食材の新たな可能性について意見交換が行われたほか、各参加者が自身のSNSを通じて情報発信を行った。

日本の水産物(調製品を除く)のUAE向け輸出額は過去5年(2020年から2024年)で約7倍に増加しており、同国での需要拡大が続いている。

(注)農林水産物・食品輸出支援プラットフォームとは、ジェトロ海外事務所と在外公館などが主な構成員となり、日本産農林水産物・食品の輸出事業者や、現地に進出している国内の食品関連事業者などを現地発の視点で継続的に支援する枠組み。

(奥村真由、鳥田あさこ)

(アラブ首長国連邦、日本、スペイン)

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