1~11月の自動車生産は前年同期比1.6%減、国内販売は5.3%増

(タイ)

バンコク発

2026年01月08日

タイ工業連盟(FTI)は2025年12月22日、2025年11月の自動車生産台数が前年同月比11.1%増の13万222台だったと発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした(添付資料表参照)。部門別では、乗用車が前年同月比16.3%増の5万2,887台、開放式の荷台がある小型貨物自動車・ピックアップトラックなどの商用車が7.8%増の7万7,335台となった。全体の55.0%を占める輸出向けは前年同期比10.5%減の7万1,589台となった一方、国内販売向けは57.5%増の5万8,633台に伸びた。

2025年1~11月累計では、前年同期比1.6%減の134万1,714台だった。部門別では、乗用車が2.9%減の50万4,597台、ピックアップトラックなどの商用車が0.9%減の83万7,117台となった。また、輸出向けは8.4%減の86万2,886台、国内販売向けは13.4%増の47万8,828台だった。

国内販売台数は11月に前年同月比20.6%増の5万1,044台となった。1~11月累計は前年同期比5.3%増の54万6,045台だった。

企業動向を見ると、中国メーカー(注)は2025年に入っても販売攻勢を強めており、1~11月累計の乗用車販売シェアは2024年通年の18.8%から21.6%へと2.8ポイント上昇した。一方、日本メーカーのシェアは1~11月累計で2024年通年の64.8%から、61.8%と3.0ポイント低下している(添付資料図1参照)。

商用車販売シェアでも、中国メーカーのシェアは1~11月累計で2024年通年の7.1%から、15.7%に8.6ポイント上昇した。日本メーカーのシェアは1~11月累計で2024年通年の84.4%から、74.8%と9.6ポイント下がっている(添付資料図2参照)。商用車のうち、1トン・ピックアップ車(PPV:Pick-up Passenger Vehicleは含まず)の日本メーカーの1~11月累計シェアは2024年通年の91.5%から91.1%と微減にとどまり、引き続き日本メーカーの独壇場となっている(添付資料図3参照)。

自動車全体の総販売シェアでは、中国メーカーの1~11月累計は、2024年通年の11.6%から17.9%へ6.3ポイント上昇した。一方、日本メーカーの1~11月累計は、2024年通年の76.7%から、69.8%へ6.9ポイント低下している(添付資料図4参照)。

11月の完成車の輸出台数は前年同月比12.2%減の7万8,692台、輸出額は9.9%減の約522億バーツ(約2,610億円、1バーツ=約5.0円)となった。完成車とエンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は6.5%減の約726億バーツだった。1~11月累計では、完成車の輸出台数は前年同期比9.8%減の85万787台、輸出額は12.2%減の約5,680億バーツとなった。完成車とエンジン、部品、スペアパーツを含む輸出額は、8.3%減の約8,072億バーツだった。

(注)中国企業には、BYD、上海汽車(MG)、長安汽車(CHANGAN)、長城汽車(GWM)、広州汽車(AION)の5社が含まれるが、奇瑞汽車(CHERRY)、吉利汽車(GEELY)、哪吒汽車(NETA)、小鵬汽車(Xpeng)などの中国企業はその他に分類されている。

(高谷浩一、チャナットパット・スクマ)

(タイ)

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