EUの商標・意匠新規出願件数、2025年も中国の首位続く

(EU、中国)

デュッセルドルフ発

2026年01月27日

EU知的財産庁(EUIPO)は1月14日、2025年のEU商標(EUTM)とEU意匠(EUD)の新規出願件数が合計32万7,735件となり、過去最高を記録した(前年比7.8%増)と発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。うち商標は19万6,886件(同9.1%増)、意匠は13万849件(同6.0%増)で、いずれも記録を更新した。

商標では中国が2020年以降首位を維持。中国からの出願は前年比13.3%増で全体の15.9%を占め、ドイツ(12.7%)、米国(9.0%)、イタリア(6.9%)、スペイン(6.4%)と続く。

意匠分野でも中国が存在感を示している。中国からの出願は前年比18.4%増で全体の29.9%を占め、こちらも2021年以降首位を維持、シェアを拡大させている。ドイツ(13.4%)、イタリア(10.5%)、米国(8.7%)、ポーランド(4.2%)がこれに続く。EU域外の出願が過半数(52.4%)を占めたのも初めてだ。

欧州市場で中国ブランド・デザインの存在感が急拡大しており、知財戦略が競争力強化の鍵となっている。日本企業も、欧州でのブランドやデザインの保護を早期に検討し、現地市場に合わせた知財戦略を強化することが望まれる。

(吉森晃、佐藤吉信)

(EU、中国)

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