トイエイト、インドネシア最大規模の教育機関にデジタル発達健診を提供、PHCと契約
(インドネシア)
ジャカルタ発
2026年01月16日
デジタル発達健診を手掛けるToy Eight(トイエイト)は、インドネシアの療育サポート事業者Pembaharuan Hidup Cemerlang(PHC)と連携し、同国最大規模の学校法人Yayasan Pendidikan Pelita Harapan(YPPH)が運営する幼稚園で、2026年度の入学前準備プログラムに向けたデジタル健診の運用を開始した。同社の石橋正樹最高経営責任者(CEO)は、PHCのマスタートレーナー向け認証トレーニングと教員向け研修を終えたと、ジェトロのインタビュー(実施日1月12日)で明らかにした。
石橋氏は「インクルーシブ教育(注)の専門人材が不足する東南アジアで、大規模に発達健診の機会を届けられる意義は大きい。この提携を足掛かりに、東南アジア全域へのインクルーシブ教育の普及に取り組んでいきたい」と述べた。
トイエイトは、デジタル発達健診、インクルーシブ教育に関する啓発・研修、早期介入プログラムを一体的に提供し、専門人材が不足する東南アジア地域などの学校現場においても、インクルーシブ教育を実践できる環境づくりを支援してきた。同社は、マレーシアでは官民双方への導入を通じて実効性を実証しており、インドネシアでの本格展開は今回が初めてとなる。
健診の様子(トイエイト提供)
PHCはインドネシアの財閥系企業であるリッポーグループ傘下で、療育サポートセンター「ブレイクスルーフォーライフ」を運営している。YPPHは同じくリッポーグループ傘下で、幼稚園から大学までを擁する。今回の契約締結により、国内49の幼稚園で3~5歳児を対象にプログラムが導入される予定で、ジェトロ・ジャカルタ事務所が仲介した。
今回の契約では、特許取得済みのデジタル発達健診ツールと認証トレーニングプログラムをPHCにライセンス提供。PHC内にマスタートレーナーを育成し、マスタートレーナーの指導を受けたYPPHの教員が自ら健診を実施できる体制を構築する。
(注)インクルーシブ教育:障害の有無、国籍、人種、文化的背景などにかかわらず、全ての子供が分け隔てなく同じ場で共に学び合う教育方法。
(平松耕介)
(インドネシア)
ビジネス短信 3280b1e500ea7d52




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