上海港、日本・タイ向け対外貿易プレミアム航路を開設
(中国、タイ)
上海発
2026年01月15日
中国の上海市国有資産監督管理委員会によると、上海港で対外貿易プレミアム航路「タイ・シルクロード高速航路」が開通した。2026年1月5日に、初便となるコンテナ船「通丹」号は東京およびバンコクなどを目的地として、上海外高橋第5ターミナルを出港した。このプレミアム航路は、中国とタイ間の貿易往来をより効率化するために、上港集団傘下の錦江航運が国内外の複数のターミナル運営会社と共同で打ち出した、東南アジア向けのプレミアム航路シリーズの新たな航路だ。
本航路は上海港を母港とし、上海、寧波(浙江省)、蛇口(深セン市)、東京、横浜、レムチャバン(タイ)、バンコクなどの港に寄港する。運航計画では、錦江航運が独立運航で新造された4隻の1,900TEU級(1TEUは20フィートコンテナ換算)のコンテナ船を投入する予定。上海港からレムチャバン港までの所要日数は7日間、レムチャバン港から東京港までは11日間となり、従来の航路と比べ、輸送時間を大幅に短縮する。
在タイ中国大使館経済商務処が掲載した、タイ商業部の情報によると、2025年1~9月の中国とタイの貿易総額は前年比28.1%増の1,086億4,000万ドルに達した。このうち、タイの対中国輸出額は16.1%増の306億7,000万ドルとなっている。また、投資の面では、中国はタイにとって最大の直接投資国であり、特にクリーンエネルギー、電気自動車(EV)、先端電子、バイオテクノロジーなど未来産業において、重要な地位を占めている。
関連海運企業によると、本航路の開通により、中国とタイ間の貿易往来はより一層迅速かつ効率的になることが期待されるとともに、中国企業の海外展開をさらに後押しするものと見込まれる(「中国新聞網」1月5日付)。
(宋青青)
(中国、タイ)
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