CETA2025開催、アジアのエネルギー転換とGX連携を加速

(マレーシア)

クアラルンプール発

2026年01月07日

マレーシアの首都クアラルンプールで2025121012日、クリーンエネルギー分野の国際イベントやビジネス連携プラットフォームの企画・運営を手がけるザ・シーオー・ラボ主催の「Clean Energy Transition Asia(以下、CETA)2025外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます」が開催された。CETAは、アジアにおけるエネルギー転換と官民・国際連携の深化を目的に、再生可能エネルギー(以下、再エネ)、水素、蓄電池、次世代モビリティーなどグリーントランスフォーメーション(GX)関連分野を横断的に扱う国際展示会・サミットであり、マレーシア政府・企業やASEAN各国の企業が参加した。

展示会場では、トヨタ自動車がハイブリッド車(HV)を大々的に展示したほか、BYDなど中国メーカーによる電気自動車(EV)展示も目立ち、次世代モビリティー分野への関心の高さがうかがえた。

写真 展示会場の様子(ジェトロ撮影)

展示会場の様子(ジェトロ撮影)

サミットではファディラ・ユソフ副首相兼エネルギー移行・水資源変革相が基調講演を行い、クリーンエネルギー移行は今後50年の国家競争力を左右する最重要課題だと述べた。マレーシアは2050年までの排出ネットゼロを掲げ、2030年にはGDP当たりの炭素排出強度を2005年比で45%削減する方針で、再エネ拡大やバッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)の導入を進めると説明。さらに、20264月から国内5州(対象州は今後選定)で開始する脱炭素実行推進プログラム「R.A.C.E to ZERO 2026」の立ち上げを表明した。このプログラムでは、脱炭素に関する能力構築や企業連携、案件創出を通じ、クリーンエネルギー移行の加速を目指す(「マレーシア国営放送(RTM1211日」)。

ジェトロは会場内にブースを設けて出展し、マレーシアで展開する日本企業の脱炭素技術やサービスを紹介する「脱炭素カタログ」を展示した。参加者に向けて日本のGXソリューションを発信し、マレーシアでの協業機会の創出と連携促進を図った。

写真 ジェトロブース(ジェトロ撮影)

ジェトロブース(ジェトロ撮影)

(近藤皐平)

(マレーシア)

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