中国、ベラルーシとのサービス貿易・投資協定が発効、サービス貿易を促進

(中国、ベラルーシ)

北京発

2026年01月09日

中国商務部は2025年12月31日、「中国政府とベラルーシ政府間におけるサービス貿易および投資協定」(以下、協定)について、中国とベラルーシの双方において批准手続きを完了した旨を発表した。商務部によると、同協定は2026年1月1日から正式に発効している。両国の交渉は、2020年12月に開始が宣言された後、2021年4月から2023年4月にかけて計6回実施され、2024年8月に本協定に署名していた。

本協定に基づき、中国とベラルーシの双方は、サービス貿易および投資などの分野においてハイレベルの相互開放を実現するとしている。サービス貿易分野においては、双方がポジティブリスト方式により開放を約束し、電気通信、運輸・物流、金融、郵便・宅配、健康、観光・旅行、コンピュータなど7つの重要サービス分野について、円滑化ルールを制定している。

また、投資分野においては、双方は「参入前内国民待遇とネガティブリスト方式」を採用し、非サービス分野への投資に対してハイレベルな対外開放を約束するとともに、包括的かつハイレベルな投資保護ルールを盛り込んでいる。その他、本協定には、自然人の一時的な移動、電子商取引、知的財産権、競争、中小・零細企業、紛争解決などの分野に関する規定も含まれる。

商務部は本協定について、中国とユーラシア経済連合(EAEU)の加盟国との間で発効した初の自由貿易協定(FTA)で、中国とベラルーシの2国間における貿易・投資協力のポテンシャルを一層引き出し、両国の企業および国民により大きな利益をもたらすものとした。

両国の経済関係を貿易統計データベースのグローバル・トレード・アトラス(GTA)のデータから概観すると、2025年1月から11月までの中国のベラルーシに対する輸出額は前年同期比8.8%増の約63億8,797万ドル、輸入額は11.7%減の約14億5,694万ドルだった。主な品目は、輸出が乗用車(HS8703)、自動データ処理機械(HS8471)、モニターおよびプロジェクター(HS8528)、輸入がカリ肥料(HS3104)、菜種油およびからし油(HS1514)、木材(HS4407)などだった。

(西島和希)

(中国、ベラルーシ)

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