CATL、サウジアラビアに大型新エネルギーアフターマーケットセンターを開設
(サウジアラビア、中国)
リヤド発
2026年01月16日
中国の大手リチウムイオン電池メーカーである寧徳時代新能源科技(CATL、注1)は1月10日、中国国外で最大規模となる新エネルギーアフターマーケット施設「NING SERVICEエクスペリエンスセンター(注2)」をサウジアラビアの首都リヤドに開設したと発表した(1月10日付CATLプレスリリース
)。
同センターは7,000平方メートル以上の広さを持ち、展示エリア、診断・メンテナンスゾーン、リファービッシュ(再加工)施設、研修室、顧客ラウンジを備え、包括的なアフターサービスを提供する。現地の技術専門家も施設内で研修を受ける。このセンターは、先進的な電動化とエネルギー貯蔵ソリューションの導入を促進することを目的としている。提供サービスには、製品ライフサイクル全体にわたる顧客サポート、バッテリー診断、修理、メンテナンス、リファービッシュ、研修、リサイクル、アフターマーケット物流、倉庫管理が含まれる。センターは、乗用車や商用車からエネルギー貯蔵システムまで、7つの主要製品カテゴリーをカバーし、さまざまな修理シナリオに対応可能としている。
CATLの高度な診断・修理技術と確立されたサービス手順を活用することで、法人顧客はダウンタイムの削減、メンテナンスコストの低減、資産寿命の延長が期待できる。これにより、長期的な性能と残存価値の確保が可能となり、所有コストを削減し、エンドユーザーにより信頼性が高くコスト効率の良いサービスを提供することができるという。
同社品質システム・アフターマーケット事業・バッテリーマネジメントシステム部門責任者のブルース・リー氏は、「リヤドにセンターを設立する決定は商業的選択にとどまらず、長期的なコミットメントだ。この施設は単なるサービス拠点ではなく、新エネルギーアフターマーケットのエコシステムハブであり、先端技術、専門研修、産業連携を結集し、地域全体の持続可能な成長を促進する」と述べた。
同社は76カ国に1,200カ所以上の専門サービスステーションと73カ所の部品倉庫を展開。CATLは純正部品在庫で世界1位を誇り、倉庫の総面積は37万平方メートル以上。これまでにNING SERVICEは600万台以上の電気自動車(EV)をサポートし、乗用車・商用車・エネルギー貯蔵分野で専門的なアフターサービスを提供してきている。
(注1)2011年に中国・福建省で設立。EVおよびエネルギー貯蔵システム向け電池やバッテリーマネジメントシステムを開発・製造。テスラ、BMWなど主要自動車メーカーへ供給。
(注2)CATLが運営する新エネルギーアフターマーケットの総合サービス拠点。EVやエネルギー貯蔵システムのアフターサービスを提供し、地域の電動化・クリーンエネルギー移行を支援することを目的とする。
(林憲忠)
(サウジアラビア、中国)
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