チリ12月のインフレ率は前月比マイナス0.2%、年間3.5%は5年ぶりの低水準

(チリ)

サンティアゴ発

2026年01月13日

チリ国家統計局(INE)は1月8日、2025年12月の消費者物価指数(CPI)上昇率が前月比マイナス0.2%となったと発表した。2025年の年間では3.5%となり、中央銀行の目標である3%をやや上回ったものの、2020年以来の低水準となった。11月の前月比0.3%から一転し、年末は予想を下回る結果となった(添付資料図参照)。

CPIを構成する13分類のうち、7分類が下落、6分類が上昇した。下落率が高かったのは「衣類・靴類」でマイナス3.2%、次いで「食品・飲料(酒類除く)」がマイナス0.4%であった。食品ではトマト(マイナス12.4%)、季節果物(マイナス5.5%)が顕著だった。一方、上昇が目立ったのは「レストラン・ホテル」で0.6%、特に外食関連が0.8%だった。

品目別では国際航空運賃がマイナス15.9%と大幅に下落し、通信パッケージ(マイナス4.8%)も続いた。一方で国内航空運賃は18.8%だった。

年間インフレ率が5年ぶりの低水準に達したことは、中央銀行の追加利下げ圧力を強める要因となる。中銀は2025年12月16日に政策金利を0.25ポイント引き下げて4.50%とした。インフレ率は2026年前半には目標水準である3%への回帰が見込まれるため、年内にも追加利下げが見込まれる。

(橋爪優太)

(チリ)

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