インドネシア最低賃金、前年比で平均約6%上昇、ジャカルタ首都特別州は月額約570万ルピア

(インドネシア)

ジャカルタ発

2026年01月14日

2025年12月後半から順次決定されていたインドネシア各州の2026年州別最低賃金(UMP)が1月6日、労働省により公表された。全38州平均の前年比上昇率は5.91%、金額は月額350万8,714ルピア(約3万1,578円、1ルピア=約0.009円)となった(添付資料表参照)。

2026年の最低賃金は、プラボウォ・スビアント大統領が12月17日付政令2025年第49号PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)で、「インフレ率+(経済成長率×α)」で算出される最低賃金の計算式のα部分を、従来の0.1~0.3から、0.5~0.9に引き上げた。ヤシエルリ労働大臣は、同方式に基づく最低賃金を2025年12月24日までに確定するよう各州知事に要請していた(「テンポ」12月17日付)。

州別にみると、UMPが最も高い州はジャカルタ首都特別州だった。ジャカルタ首都特別州では、知事決定2025年第1142号外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますが2025年12月23日に決定し、州別最低賃金は前年比6.17%増の月額572万9,876ルピア(約5万1,568円)と定められた。

また、全38州の州別最低賃金のうち、労働省が12月20日に公表した適正生活必要水準(KHL)を下回る州は32州と、全体の8割強に上った。KHLは労働省が毎年公表する生活費の基準で、最低賃金の指標となっている。なお、KHLの平均額は428万1,200ルピア(約3万8,530円)で、UMP平均額を上回る。

最低賃金を巡っては、労働組合が復活要求を続けている。インドネシア労働組合連合(KSPI)は1月8日、ジャカルタで抗議デモを実施した。サイド・イクバル議長はジャカルタ首都特別州政府に対し、UMPをKHLと同額にするよう要請した(「アンタラ」1月8日)。

(山田研司、デシー・トリスワティ)

(インドネシア)

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