加藤産商、アーメダバードに現地法人を設立
(インド)
アーメダバード発
2025年12月19日
ゴムや樹脂、化学品などを取り扱う化学品専門商社の加藤産商(本社:東京)は、インド西部グジャラート(GJ)州アーメダバードに現地法人カトーサンショウ・インディアを設立し、12月15日に開所式を開催した。同社は北米、東南アジア、中国に幅広く海外拠点を有しているが、海外は14カ所目、インドでは初めての拠点となる。GJ州は化学産業が集積していることに加え、デリーなどの内陸地と比べて港湾が近接し、輸出入に有利であることから、インド初の進出先としてGJ州アーメダバードを選択した。
同社はタイヤメーカーや自動車部品メーカーを主要顧客としているが、今後は日本などインド国外の製品をインド国内に向けて販売するだけでなく、GJ州などで生産されたインド製の製品を日本やアジア、さらには中東・アフリカに向けて販売することを目指す。開所式であいさつした同社の加藤進一代表取締役社長は「インドに根を下ろして活動していきたい。世界に対してインドを発信したい」と力を込めた。
開所式に出席した加藤進一社長(左)と現地法人の高梨悦二郎社長(右)(ジェトロ撮影)
(吉田雄)
(インド)
ビジネス短信 f9d468f715213f0c




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