海南自由貿易港、海南省初の外資系独資病院が開業
(中国)
広州発
2025年12月24日
海南自由貿易港の博鰲(ボアオ)楽城国際医療旅行先行区(楽城先行区)管理局は12月17日、楽城先行区において、海南省初の外資独資による病院「ボアオ富隆病院」が設立され、開業式典が行われたと発表した。
ボアオ富隆病院は、シンガポールを本拠地として医療、不動産、エネルギーなど多角的な投資・運営を手掛ける富隆(RichL)グループの投資で設立された。2024年9月に商務部と国家衛生健康委員会、国家薬品監督管理局が「医療分野の対外開放拡大の試行に関する通知」(商資函[2024]568号)
を発表し、北京市、天津市、上海市、江蘇省南京市と蘇州市、福建省福州市、広東省広州市と深セン市、海南省海南島全域で、外国資本による独資での病院設立を認めるとしていた(2024年9月11日記事、2024年12月13日記事参照)。
12月18日付の「海南日報」の報道によると、富隆グループは欧州やオーストラリアなどの先進的な医療技術およびヘルスケア製品を導入し、ハイエンドな長寿科学技術・医療サービスを提供する。同紙報道の中で、富隆グループの王冰独立取締役は、「本グループのアジア太平洋地域の顧客基盤に基づき、地域市場との間をつなぐ重要なゲートウェイとして海南自由貿易港を位置づけ、投資計画を策定している」と述べた。今後は予防医療分野の細胞実験室などを海南省に建設する計画もあるという。
海南省政府は6月16日に、富隆グループと戦略的協力協定を締結し、ハイエンド医療プロジェクトの定着を共同で推進してきた。楽城先行区は、ボアオ富隆病院の進出は海南自由貿易港のビジネス環境をさらに最適化し、外資誘致力を高めるだけでなく、国際的で先進的なガバナンスの理念やサービスモデルを国内に導入することで、医療産業の質の高い発展に寄与するとしている。今後、より開放的な方針のもと国際医療協力とイノベーションの拠点づくりを加速し、海南自由貿易港建設の重要な産業基盤を強化していく方針だ。
(梁梓園)
(中国)
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