ジェトロ、広州モーターショー部品展に10年ぶりにジャパンパビリオン設置
(中国)
広州発
2025年12月09日
中国広東省広州市で11月21~24日、「自動車産業チェーン・自動車文化展区(以下、部品展)」が開催された。部品展は、「広州国際自動車展覧会(広州モーターショー、11月21〜30日)」と同じ会場である広州交易会の20.1号館で開催され、今回で23回目を数えた。主催者によると、部品展には174社の企業が出展し、世界35の国と地域から1万8,000人の専門家やバイヤーが来場した。
ジェトロは、自動車関連の製品・サービスを販売する日本企業の海外展開を支援し、海外バイヤーとの取引を増やすことを目的に、10年ぶりにジャパンパビリオンを設置した。8社の日系企業が参加し、ハーネス、金属加工、工業用インクなどを出展した。参加日系企業は中国だけでなく、韓国、インド、タイなどのバイヤーと商談を行った。また、部品展の会期中にサプライチェーン・マッチングイベントを開催し、深セン市航盛電子、深セン市宝凌電子などのTier1、Tier2のほか、広州汽車集団、BYD、東風柳州汽車などの完成車メーカーとも商談を行った。
参加日系企業からは、「多くの中国企業とコンタクトを取ることができ、多くの情報を入手できた」「単独出展より集客効果がよかった」「自動車業界の関係者と知り合う良い機会だった」などのコメントがあった。同時に、複数の参加企業から今後もTier1、Tier2などの部品メーカーとより多くの商談を行いたいとの声が寄せられた。
今回の展示会開催にあたって、ジャパンパビリオンにおいては通常どおり運営が行われ、商談も滞りなく行われた。
次回の「第24回広州モーターショー」は、2026年11月27日~12月6日に開催される予定だ。
ジャパンパビリオンの様子(ジェトロ撮影)
サプライチェーン・マッチングイベントの様子(ジェトロ撮影)
(周祖恵、西村京子)
(中国)
ビジネス短信 ec4883a9c22846ae




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