武漢市で総合展示会「武漢(漢口北)商品交易会」が開催
(中国)
武漢発
2025年12月11日
武漢市政府は11月19~23日、中国中部地域(注1)における国際的な総合展示会「2025武漢(漢口北)商品交易会(注2、以下、漢交会)」を開催した。漢交会には、世界50以上の国と地域から商工会や業界団体、企業が参加、出展者数は1,000社を超えた(「長江雲新聞」11月21日)。
会場では、国内外の商品や人工知能(AI)、デジタル経済などに関する約1万平方メートルの「メイン展示エリア」のほか、自動車や紡織産業、花卉(かき)など9つの分野ごとの「市場展示エリア」が設けられた。メイン展示エリアは、商品貿易、デジタル貿易、サービス貿易の3大分野に焦点を当て、前年の3倍にあたる165社が出展した。
メイン展示エリアでは、湖北省内の企業が最新技術を使った各種機械を出展した。武漢名物の「熱乾麺」を自動で調理するスマート調理機器「知能熱乾麺機」や、自動演奏ピアノ、3Dプリンターで作られたギプス外固定支柱などの商品が展示された。国際展示エリアでは、欧州やアジア、アフリカ、中南米など世界各国・地域から、チョコレートやハム、牛乳などの食品をはじめ、酒類や工芸品などの商品が展示された。
また、11月21日には漢交会の関連イベントとして、「武漢国際サプライチェーンマッチング協力交流会」が開催された。本イベント中には、商用車の輸出や医薬・医療設備の貿易など、8件の調達・協力プロジェクトが成約し、契約総額は約30億元(約660億円、1元=約22円)に達した。
入り口の様子(ジェトロ撮影)
(注1)一般的に湖北省、湖南省、河南省、江西省、安徽省、山西省の6省を指す。
(注2)「漢交会」は2010年に第1回を開催したのを皮切りに、16年連続で毎年開催している。
(李成一)
(中国)
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