11月のCPI上昇率、前年同月比10.9%
(エチオピア)
アディスアベバ発
2025年12月19日
エチオピア統計局(ESS)は12月6日、11月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比10.9%だったと発表した。10月のCPI上昇率は前年同月比11.7%だった。項目別の上昇率では、食料品・非アルコール飲料が10.6%で、特に主要輸出品のコーヒーを含む非アルコール飲料(59.1%)が最も高い上昇率を示した。砂糖・ジャム・蜂蜜・チョコレート(18.6%)、油脂類(18.9%)は10%台後半の上昇率となった。肉(14.8%)、乳製品・チーズ・卵(14.2%)、果物(14.1%)、野菜(10.2%)は10%台前半の上昇となった。一方、パン・穀物(マイナス3.0%)は下落した。その他食品は19.7%の上昇率を示した。
非食料品の上昇率は11.4%で、特に交通(20.9%)が最も高い上昇率を示した。アルコール飲料・たばこ(16.7%)、通信(16.1%)、衣類・履物(15.0%)が10%台後半の上昇率だった。家具・家庭用品(13.9%)、レストラン・ホテル(13.0%)は10%台前半の上昇、教育(8.0%)、健康(4.8%)、住宅・水道・電気・ガス・その他燃料(3.7%)は1桁台にとどまった。その他商品・サービスは23.9%の上昇率となった。
なお、エチオピア国立銀行(NBE、中央銀行)によると、外国為替相場は11月3日の1ドル=152.67ブルから、12月5日時点では1ドル=154.95ブルと、150ブル台前半でブル安が進んでいる。
(石川晶一)
(エチオピア)
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