菜鳥網絡、蜜雪集団とのテクノロジー提携を発表

(中国)

上海発

2025年12月26日

アリババグループ傘下の物流関連会社である菜鳥網絡(ツァイニャオネットワーク、以下、菜鳥)は12月16日、アイスクリーム・ドリンクチェーンの蜜雪集団(MIXUE)とテクノロジー提携を締結したと発表した。

MIXUEは「蜜雪冰城(MIXUE Ice Cream & Tea)」と「幸運咖(Lucky Cup Coffee)」の2大ブランドを展開しており、現在までに世界13カ国・地域に合計5万3,000店以上を展開している。

菜鳥は、特に蜜雪冰城の人気商品が生鮮食材や乳製品など賞味期限の短い原材料を使用することによるサプライチェーン管理の難易度の高さや、プロモーション活動の多様化かつ大規模化に伴う商品供給網の確保がMIXUEの課題となっていると指摘する。今回の提携では、菜鳥は蜜雪集団に対して、販売予測をコアとするスマート在庫補充と原材料のEtoE(End to End)サプライチェーン管理システムを構築する。菜鳥によると、同システムでの人工知能(AI)による販売予測を基に、調達、倉庫在庫、配送など一連のプロセスを連動させることによって、原材料供給の効率性の向上、コスト削減などの効果が期待されるとしている。

(張俊俊)

(中国)

ビジネス短信 a83773c27c79d373