リヤドで自動化とロボット工学関連の展示会「インダストリアル・トランスフォーメーション・サウジアラビア」が初開催
(サウジアラビア、ドイツ)
リヤド発
2025年12月12日
サウジアラビアの首都リヤドで12月1~3日に、製造業のデジタル化・自動化技術などを扱う展示会「インダストリアル・トランスフォーメーション・サウジアラビア(Industrial Transformation Saudi Arabia
)」が初めて開催された。
展示会場の様子(ジェトロ撮影)
展示会のテーマとして、「テクノロジーで未来を動かす」を掲げ、世界17カ国から260社以上が出展した。
12月1日付サウジアラビア国営通信(SPA)によると
、同展示会の開会あいさつで登壇したバンダー・ビン・イブラヒム・アール・ホライェフ産業・鉱物資源相は、「世界有数の産業プラットフォームである総合産業見本市『ハノーバーメッセ』との戦略的提携を通じて、初めてこのイベントを開催することは、世界の産業情勢におけるサウジアラビアの影響力の高まりを反映し、世界規模での産業変革の重要な推進力としての同国の役割の拡大を再確認するものだ」と述べた。
また、ハノーバーメッセの主催者ドイツ・メッセのヨッヘン・ケックラー最高経営責任者(CEO)は、「サウジアラビアは世界で最もダイナミックで急速に拡大している産業市場の1つである。『サウジ・ビジョン2030』が明確な目標、堅実な実行、そして加速的な進歩を通じて、透明性と投資魅力を高めサウジアラビアを世界の産業界の関心の最前線に位置づけている」と強調した。
同展示会場では、3Dプリンター、二足歩行をするロボットやアンドロイド、産業用のロボットまで多種多様なロボットや機器の展示がみられた。
二足歩行ロボットがボクシングをする様子(ジェトロ撮影)
アンドロイドを展示するサウジアラビア企業ブース(ジェトロ撮影)
日本からは、工業用自動化機械の設計・製作を行う愛知県の河政(かわまさ)工業
と、横河電機サウジアラビア法人
が出展した。横河電機は同展示会のプラチナムスポンサーも務めた。
同展示会は2026年の開催も決定しており、同年11月30日~12月2日の日程でリヤドでの開催が予定されている。
(長澤諒祐)
(サウジアラビア、ドイツ)
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