米国ニューヨークで日本産コメ魅力発信イベントを開催
(米国、日本)
ニューヨーク発
2025年12月24日
米国農林水産物・食品輸出支援プラットフォーム(以下、プラットフォーム)は11月24日および25日、ニューヨークのマンハッタンおよびブルックリンにおいて、日本産コメの魅力発信イベントを開催した。本イベントは、5つ星コメマイスターの片山真一氏を講師に招き、それぞれシェフ・レストラン関係者(24日)、メディア・インフルエンサー(25日)を対象として行われた。
シェフ・レストラン関係者向けのワークショップでは、日本と米国の気候や土壌の違いも交えつつ、日本産コメと米国産コメの特徴の違いのほか、事前のアンケートを踏まえて炊飯機器(炊飯器、電気釜など)や用途(寿司飯/定食、焼き肉用など)の違いに応じた水加減やコメの選び方などの解説が行われた。また、講義の後に、炊飯直後とほぐした後のコメの食べ比べも行われた。
片山講師(右)による講義(ジェトロ撮影)
メディアやインフルエンサー向けのワークショップでは、一般消費者にも伝わるように炊飯器を使ったコメの炊き方に絞り、手をぬらさずにできる菜箸やマドラーを使ったコメの洗い方が紹介された。そのほか参加者によるおにぎり作り体験も実施された。
(左)食べ比べの様子、(右)参加者が炊き立てのコメをほぐす様子(ともにジェトロ撮影)
参加者からは、自身が普段提供している料理にあったコメの種類や普段の炊飯時に疑問に感じていることなどに対しての質問が挙がり、活発に意見が交わされた。「コメについての知識や正しい炊き方は、知っているようで知らなかった」という声が多く、日本産コメの利用拡大につながる効果が期待できた。
日本のコメの輸出額は過去5年で約2.6倍となっており、特に米国向けは約4.7倍と輸出が拡大している。ニューヨークでは、コロナ禍以降のテイクアウトやデリバリー需要の増加や健康志向の高まりを受け、おにぎりの人気が高まっている(JFOODO「NYの今がわかる!現地”食”情報レポート」2025年3号参照
(3.8MB))。
(橘田繁樹)
(米国、日本)
ビジネス短信 90ba2196f63b0f1e




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