「おにぎりで知る、日本産米の魅力」、2025年度公開講座の総括イベントを開催
(タイ、日本)
バンコク発
2025年12月09日
「タイ農林水産物・食品輸出支援プラットフォーム」を運営するジェトロと在タイ日本大使館は11月20~21日に、2025年度バンコク発日本産食材の公開教育プログラムの総括イベント「おにぎりで知る、日本産米の魅力」を首都バンコクのチュラロンコン大学(Chulalongkorn University)のキャンパス内2カ所で実施した。
本イベントでは、同大学の学生などに対し、日本産銘柄米と具材を使用したおにぎりとアルファ化米(進化系ご飯、注)の提供、調理実演と日本産米の食べ比べのほか、来場者アンケートを実施した。20日には、日本産米に関する公開講座(2025年10月29日記事参照)で日本から招聘(しょうへい)した、全日本コメ・コメ関連食品輸出促進協議会推薦の五ツ星お米マイスター、片山真一氏と協力し、来場者におにぎりを提供した。なお、本イベントでは、日本の農林水産省の「おにぎりプロジェクト
」で活躍するマスコットキャラクター「チームおにぎり」を使用した。
第1会場(左)と第2会場(右)でのおにぎりの配布(ジェトロ撮影)
コメと具材は、すべて日本産のものを使用した。コメと具材には相性があるため、片山氏が提案した組み合わせを採用した。当日は、調理の実演や食べ比べの際に、同氏が学生に対して、組み合わせの方法などを説明した。提供したおにぎりの種類は次のとおり。
- 新米の岩手県産ひとめぼれ×青森サーモンの西京焼き(20日および21日提供)
- 新潟県産コシヒカリ×黒毛和牛の焼肉(非ロイン系部位)(21日提供)
- 新潟県産コシヒカリ×明太子(20日および21日提供)
20日提供されたおにぎり(左)、調理実演の様子(右)(ともにジェトロ撮影)
来場した学生からは、おにぎりについて「全体のバランスがよく、おいしい」、「ご飯が柔らかいのにべたつかない」「具材がはみ出るぐらい入っているのが良い」「具材の香りがはっきりしている」などのコメントが寄せられた。また、アルファ化米については、「お湯だけで15分で食べられるのは革新的で感動」「スパイスの香りがよい」「お土産に使いたい」などの感想があった。
片山氏(後列中央)と学生(ジェトロ撮影)
(注)アルファ化米とは、炊飯後に乾燥させて作った加工米のこと。湯や水を注ぐだけで食べられるため、非常用にも利用される。
(忠田𠮷弘、アパコーン・イソ)
(タイ、日本)
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