ジェトロ、ワルシャワで日本製ライフスタイル製品のポップアップ展示を実施

(ポーランド、ルーマニア、オーストリア、チェコ、ハンガリー、日本)

ブカレスト発

2025年12月03日

ジェトロは11月19~22日、ポーランド・ワルシャワ市内のコンセプトストア「NAP Mysia 3」において、日本のライフスタイル製品のポップアップ展示を実施した。本展示は「2025年度 伴走型商談支援プログラム(ライフスタイル用品)in 中・東欧」の一環として行われ、同プログラムに採択された中・東欧市場への展開を目指す9社の商品を紹介した。会場では、日本の習慣に基づくアイデアや高い技術、伝統的背景を持つ製品に対し、展示ブースに立ち寄った一般消費者から「質が高い」「ギフトに適している」「ユニーク」といった声が寄せられ、現地消費者の日本製品への反応を得る機会となった。

20日には、ジェトロの高島大浩理事が会場で、NAP役員のミコワイ・ビェロビェイスキ(Mikołaj Wielowiejski)氏と意見交換を行った。同氏は、2010年に同社が良品計画とライセンス契約を締結した際の責任者を務めており、これまでの日本企業との協業経験を踏まえて、引き続き日本製品の取り扱いや新たな日本企業との協業の可能性に前向きな姿勢を示した。また、MUJIブランドでプロジェクトマネージャーを務めるエディタ・ブチンスカ(Edyta Bucińska)氏は、日本製品への現地消費者のイメージについて、製造過程や品質への細やかな配慮が感じられる信頼性の高いものづくりとして定評があると述べた。こうした特徴はポーランドのみならず欧州市場で選ばれる理由の1つになる、と語った。

本事業は、ポーランドのほか、ルーマニア、オーストリア、チェコ、ハンガリーなど中・東欧地域を対象としており、今後も同地域において日本製品に関心を持つバイヤーへの働きかけを継続していく。

写真 ポップアップ展示の様子(ジェトロ撮影)

ポップアップ展示の様子(ジェトロ撮影)

写真 ジェトロとNAPによる意見交換の様子(ジェトロ撮影)

ジェトロとNAPによる意見交換の様子(ジェトロ撮影)

(太田響子、金杉知紀)

(ポーランド、ルーマニア、オーストリア、チェコ、ハンガリー、日本)

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