経済産業省、南ア政府と脱炭素に関する協力覚書を締結

(南アフリカ共和国)

ヨハネスブルク発

2025年12月12日

日本の経済産業省と南アフリカ共和国の電力エネルギー省および貿易産業競争省は11月19日、ヨハネスブルグにおいて、脱炭素に関する協力覚書(以下、本MoC)の署名式を行った。志水史雄駐南アフリカ共和国大使、コシエント・ラモホパ電力エネルギー相およびパークス・タウ貿易産業競争相の参加の下、本MoCの署名が行われた。

本MoCは、南アのエネルギー移行に関する計画、クリーン水素・アンモニアなどのクリーンエネルギー、CCUS(二酸化炭素回収・利用・貯留)、スマートグリッドなどのデジタル技術、トランジションファイナンス(注)、さらには産業の脱炭素化や重要鉱物資源分野での産業協力など、幅広い分野での協力の枠組みを構築するためのもの。

署名に当たって、南ア側の両大臣と日本大使館およびジェトロ・ヨハネスブルク事務所との間で行われた会談において、本MoCの署名を契機に、日・南ア間でエネルギー移行に向けた協力が着実に進展するよう官民で連携しながら取り組んでいくことなどを確認した。

写真 協力覚書署名式に合わせた会談の様子(南ア政府提供)

協力覚書署名式に合わせた会談の様子(南ア政府提供)

写真 左からタウ貿易産業競争相、志水大使、ラモホパ電力エネルギー相(南ア政府提供)

左からタウ貿易産業競争相、志水大使、ラモホパ電力エネルギー相(南ア政府提供)

(注)脱炭素社会への移行を支援するための資金提供。

(橋本泰宏)

(南アフリカ共和国)

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