都市別人口でカイロは世界7位、アフリカではラゴス、ルアンダ、キンシャサが続く

(アフリカ、エジプト、ナイジェリア)

調査部中東アフリカ課

2025年12月02日

国連経済社会局(UN DESA)は11月18日、「世界都市化の見通し2025:結果概要」を発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。同報告書によると、都市人口は増加しており、世界の人口82億人のうち約45%が都市に住んでいるという。1,000万人以上の「メガシティ」の数は、1975年の8都市から2025年には約4倍の33都市に増加した。首位はインドネシアのジャカルタ(4,191万人)、次いでバングラデシュのダッカ(3,659万人)、日本の東京都と近隣県を含む首都圏(3,341万人)が続いた。7位のエジプト・カイロ(2,557万人)を除いて上位10位は全てアジアに位置する。

アフリカでは、ほかにナイジェリアのラゴスが1,279万人、アンゴラのルアンダが1,137万人、コンゴ民主共和国のキンサシャが1,094万人と多い。

また、2050年までに、アディスアベバ(エチオピア)、ダルエスサラーム(タンザニア)などの都市も1,000万人を超えるとの予測だ。

なお、中央アフリカ共和国、チャド、エスワティニ、モザンビーク、ザンビアなどサブサハラ・アフリカの国々では、現在は農村での居住が主流だという。

(井澤壌士)

(アフリカ、エジプト、ナイジェリア)

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