11月の消費者物価、前年同月比2.4%上昇

(韓国)

ソウル発

2025年12月03日

韓国企画財政部は12月2日、2025年11月の消費者物価指数(CPI)が前年同月比で2.4%上昇(10月も2.4%上昇)し、食料品やエネルギー類を除いたコア物価は2.0%上昇したと発表した(添付資料表1参照)。

品目別の物価上昇率をみると(添付資料表2参照)、農畜水産物は、雨の日が多かったことと、前年同月に大幅に下落した反動などから農産物の上昇幅が拡大し、前年同月比5.6%上昇となった。石油類は、石油税減税の一部縮小およびウォン安ドル高などの影響で上昇幅が拡大し、5.9%上昇した。個人サービスは、外食および外食を除く部門で上昇が鈍化し、3.0%上昇となった。

同部は今後の対応について、「今後の気象条件など不確実性があるため、体感物価の安定に向けて緊張感をもって総力を尽くす」とし、「特に、食料品や石油製品など国民生活と密接な主要品目の価格・需給状況を綿密に点検し、変動要因に対して迅速に対応する方針だ」と発表した。

(橋爪直輝)

(韓国)

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