2026年APEC財務大臣会合は香港で開催

(香港、中国)

香港発

2025年12月25日

中国政府は12月12日、2026年に議長国を務めるAPECの財務大臣会合(FMM)を香港で開催すると発表した。APEC加盟国・地域の財務部門のトップおよび関係国際機関の代表が集結する。

李家超(ジョン・リー)行政長官は、中央政府からの信頼と支援への感謝の意を述べ、準備に全力を尽くすとしたうえで、「香港政府は国際金融センターとしての経験と強みを生かし、FMMを成功に導く」「国際交流および国際協力を深化させるとともに、大局的な国際発展へのより良い統合や貢献を図る」と意欲を示した。

陳茂波(ポール・チャン)財政長官も、開催地に選ばれたことへの感謝を示すとともに、「参加国・地域の経済や国際社会に対し、香港の経済・金融・社会面における総合的な発展を示すのみならず、他のAPEC加盟経済圏との連携促進によって、香港の『スーパーコネクター』としての役割を十分に発揮する機会となる」と評価した。

中国は2026年APECのホスト国として、首脳会議および一連の閣僚級会合、その他会議の準備と議長を務める。FMMは財政部が主催し、香港政府が調整・運営する。財経事務・庫務局長が専門タスクフォースを率いて、関連する計画や準備作業を統括する。

(越川剛)

(香港、中国)

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