香港郵便、域外向けに送付する物品を含む郵便を書留サービスの対象外に
(香港、中国)
香港発
2025年12月24日
香港郵便は12月17日、万国郵便連合(UPU、注1)の新規制(注2)に基づき、2026年1月1日から、香港域外に送付する郵便のうち、物品を含む郵便は書留サービスの対象外に変更すると発表した。文書のみの郵便および香港域内の郵便物は、従来どおり書留サービスを利用できる。
香港郵便は、域外向けの物品を含む郵便で書留サービスを希望する利用者に対し、代替手段として追跡機能付きの「eエクスプレス+(易網遞+)」の利用を推奨している。また、受け取りの際のサインを要する利用者には「スピードポスト(Speedpost)」、あるいは小包郵便サービスの利用を呼びかけている。
なお、送付先の国・地域別の利用可能な郵便サービスおよび本変更の詳細は、香港郵便のウェブサイト
から確認できる。
(注1)国連の専門機関であり、国際郵便の標準を定め、加盟国間の協力を促進する役割を担う。
(注2)2026年に発効する新規制により、UPUの加盟国・地域は書留サービスの提供を文書のみの郵便に限定することとなり、物品を含む郵便は追跡機能の利用が義務付けられる。
〔黄莃倫(ケリー・ウォン)〕
(香港、中国)
ビジネス短信 3bdee6fddcf44eaf




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