サウジアラビア最大規模のホスピタリティ展示会「サウジ・ホレカ2025」開催
(サウジアラビア)
リヤド発
2025年12月19日
サウジアラビアの首都リヤドで12月15~17日、同国最大規模のホスピタリティ展示会「サウジ・ホレカ(Saudi HORECA)2025
」が開催された。同展は今回で14回目の開催となり、60カ国から500社以上が出展し、フードサービス、ケータリング、デザイン、コーヒーカルチャーなど最先端ソリューションを来場者にアピールした。
2025年の今回から、ホレカ・リヤド、ホスト・アラビア、サロン・デュ・ショコラ・エ・ドゥ・ラ・パティスリー・リヤド、サウジ・エリート・シェフスの4大イベントが統合され、複合見本市として再編された。これにより、F&B(食品飲料)・ホスピタリティ・スイーツ・料理競技会が一堂に集まる展示会となった。開会式にはサウジアラビアの政府高官や各国大使、著名人などが出席し、ゲスト・オブ・オナーとして、フランスの著名シェフでグループ・ガストロノミー会長を務めるギヨーム・ゴメス氏や、ベルギーのショコラティエ・パティシエであるピエール・マルコリーニ氏が参加した。
展示会には、コーヒーやティーの食品加工機械・包装資材を取り扱うナサ(東京都)が、日本企業として単独でブース出展を行った。カントリーパビリオンには、イタリア、フランス、トルコ、インド、中国などが出展をした。サウジアラビアからも、大手卸売業のガルフ・ウエスト
、食材卸のアラビアン・フード
、国内のコーヒーチェーンであるハーフ・ミリオンなど、多数の企業が出展した。
企業出展ブースの様子(ジェトロ撮影)
ジェトロのヒアリングによると、出展者からは「バイヤーや購買責任者クラスとの接触が非常に多く、実際にビジネスにつながっている」との声が聞かれた。また「ライブデモンストレーションを通じて、自社製品のPRや理解促進につながる」などの声も聞かれた。カフェ関連のブース出展も多く、同国で人気の高い抹茶を取り扱う企業も多く見られた。
日本食材展示の様子(ジェトロ撮影)
会場内では、サウジアラビア国内のトップシェフによるコンペティションのほか、70人以上の国際シェフや専門家によるマスタークラス、ライブコンペティション、講演など、多数のサイドイベントが開催された。
トップシェフによるコンペティションの様子(ジェトロ撮影)
著名シェフによる料理審査の様子(ジェトロ撮影)
(林憲忠)
(サウジアラビア)
ビジネス短信 08168a045e2c5d07




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