ベンガルールで日本食・文化の紹介イベント開催

インド南部ベンガルールのシャングリラホテルで11月9日、「ジャパン・フード・フェスト2025（Japan Food Fest 2025）」と題した日本食・日本文化の紹介イベントが開催された。同イベントは、在ベンガルール日本総領事館、バンガロール日本人会、バンガロール日本商工会の共催により行われたものだ。

本イベントは、日本食や日本文化の紹介を目的に毎年開催されており、2025年で8回目を迎えた。会場には市内の日本食レストランや日本食を扱う食品関連企業など20のブースが並び、来場者数は約1,500人に上った。ブースでは、すし、パン、抹茶ドリンク、たこ焼き、もちスイーツなど多彩な日本食が提供された。

さらに特設ステージでは、開会式の鏡開きのほか、茶道体験、日本酒テイスティングイベント、サーモンの解体ショーなどのイベントに加え、ベンガルールアニメ同好会によるコスプレショーも披露された。開会式で行われた鏡開きでは、日本酒が参加者に振る舞われ、2杯目を楽しむインド人の姿も見られた。

イベントでは、インド人来場者が出展企業にベジタリアンメニューの有無を確認する場面が多く見られた。宗教や文化的背景から、インドではベジタリアンやビーガンが多いため、その選択肢を増やすこと、そしてメニューにわかりやすく明記するなどの配慮が日本食普及の鍵となっている。

（小柴里沙）