韓国、大衆文化拡散のための官民協力委員会を発足
(韓国)
ソウル発
2025年10月21日
韓国の大型の展示・公演会場のKINTEX(京畿道高陽市所在)で10月1日、「大衆文化交流委員会」の発足式が行われた。同委員会は、大衆文化の交流政策の国家的なビジョンを構築し、官民協力を強化することで、韓国の大衆文化の持続的な拡散を図り、文化強国を実現するために設立された大統領直属の諮問機構だ。同委員会は政府関係者13人と7つの分科会(注)の民間専門家26人で構成される。文化体育観光部(部は日本の省に相当)の崔輝栄(チェ・フィヨン)長官とJYPエンターテインメントの朴軫永(パク・ジンヨン)総括プロデューサーがそれぞれ官民を代表するかたちで共同委員長となった。
同日の発足式とその後の懇談会には、李在明(イ・ジェミョン)大統領も出席し、K-カルチャー体験ゾーンの視察を行い、参加したアイドルグループや観客などとの記念撮影を行った。なお、李大統領は懇談会の冒頭、「この委員会は複数省庁の政策力量を結合し、民間の創意性と専門性を活用するワンチームプラットフォームだ」とした上で、「支援はするが干渉しないという原則を徹底的に守りつつ、現場での自律性と創意性が発揮できるように支援していく」と述べた。
(注)7つの分科会は次のとおり。(1)大衆音楽、(2)ゲーム、(3)ウェブトゥーン・アニメーション、(4)映画・映像、(5)ライフスタイル(フード、ビューティー)、(6)投資、(7)政策。
(李海昌)
(韓国)
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