韓国銀行、基準金利を2.50%に据え置き
(韓国)
ソウル発
2025年10月27日
韓国銀行(中央銀行)は10月23日、金融通貨委員会を開催し、基準金利を現行の水準(年2.50%)に据え置くと発表した(2025年9月1日記事参照)。同行は据え置きの理由、今後の通貨政策の方向性などについて、次のとおり説明している。
- 物価は安定傾向が続いている(注)。経済は依然として不確実性が高いが、消費と輸出を中心に改善傾向が続いている。このような中、首都圏の住宅価格および家計債務の推移、為替レートの変化などの状況もしばらく注視する必要があり、現行の基準金利を維持する。
- 今後の通貨政策は、成長の減退リスク緩和のために金利引き下げ基調を維持するが、内外の政策変化とそれに伴う物価の流れおよび金融安定の状況を綿密に検討し、基準金利の追加引き下げ時期およびスピードなどを決定していく。
(注)9月の消費者物価は前年同月比2.1%上昇(2025年10月10日記事参照)。
(李海昌)
(韓国)
ビジネス短信 1ab08372e4437278




閉じる
