イラン外相、IAEAとの協力姿勢を強調
(イラン、英国、フランス、ドイツ)
テヘラン発
2025年09月29日
国連総会出席のため米国・ニューヨークを訪問中のイランのアッバース・アラーグチー外相は9月22日、国際原子力機関(IAEA)のラファエル・グロッシ事務局長と会談を行った。アラーグチー外相は、核問題に対するイランの責任ある姿勢を強調し、進展の鍵は、関係国が過度な要求を控え、国連安全保障理事会を通じたイランへの圧力行使をやめることにあると述べた。
グロッシ事務局長は、イランがIAEAとの協力において前向きな姿勢を示していること、特に9月9日にカイロで行われた、イランとIAEAとの間での査察再開に向けた協力合意を評価。関係国による、緊張の高まりを防ぐための外交的手段を通じた努力が求められると強調した〔9月22日付イスラーム共和国通信(IRNA)〕。
両者は翌23日にも再度会談を行い、外交的対話の継続と核問題に関する緊張緩和の必要性について意見を交わした(9月23日付IRNA)。
(マティン・バリネジャド)
(イラン、英国、フランス、ドイツ)
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