UAEとニュージーランドとのCEPAが発効
(アラブ首長国連邦、ニュージーランド)
ドバイ発
2025年09月01日
アラブ首長国連邦(UAE)とニュージーランドの包括的経済連携協定(CEPA)が8月28日に発効した。ニュージーランドはUAEからの輸入品に対する関税を100%撤廃し、UAEはニュージーランドからの輸入品のうち98.5%に無税アクセスを認めることになった。2025年8月27日付国営エミレーツ通信(WAM)の報道によると、直近5年間(2019年から2023年)の2カ国間貿易額は年間平均15億ドル程度だったものが、CEPAの効果により2032年までに50億ドル以上に拡大することが見込まれる。
また、UAEは各国とのCEPA締結交渉に積極的に取り組んでおり、8月25日、ムハンマド・ビン・ザーイド・アール・ナヒヤーン大統領のアンゴラ訪問に際して、両国首脳臨席の下でアンゴラとのCEPAに署名した(2025年8月25日付WAM)。なお、アフリカでは、同地域初となるモーリシャスとのCEPAが2025年4月に発効した(2025年4月16日記事参照)。ケニアとは2025年1月(2025年2月5日記事参照)、中央アフリカ共和国とは同年3月にCEPAに署名している(2025年3月6日付WAM
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(清水美香)
(アラブ首長国連邦、ニュージーランド)
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