中国、信頼できないエンティティー・リスト、輸出管理コントロールリストに米企業追加
(中国、米国)
北京発
2025年09月26日
中国商務部は9月25日、関連法規定に基づき、「信頼できないエンティティー・リスト」に米国企業3社を新たに掲載すると発表した。リストへの掲載は即日実施とされており、この3社は中国関連の輸出入や中国境内への新規投資が禁止される。商務部は、3社は中国の反対にもかかわらず、台湾へのいわゆる「軍事技術協力」を行い、中国の国家主権や安全保障、発展の利益などに著しい損害を与えたと指摘している。「信頼できないエンティティー・リスト」に今回追加となる3社は次のとおり。
- サロニック・テクノロジーズ(Saronic Technologies)
- エアコム(Aerkomm)
- オーシャニアリング・インターナショナル(Oceaneering International)
また、商務部は9月25日、商務部公告2025年第51号で、「輸出管理コントロールリスト」に米国企業3社を新たに掲載し、即日、この3社への両用品目の輸出禁止を開始した。3社のリストへの掲載は、国家の安全と利益、拡散防止などの国際的義務の履行のためとしている。今回、「輸出管理コントロールリスト」へ追加となる3社は次のとおり。
- ハンティントン・インガルス・インダストリーズ(Huntington Ingalls Industries)
- プラネート・マネージメント・グループ(Planate Management Group)
- グローバル・ディメンションズ(Global Dimensions LLC)
(亀山達也)
(中国、米国)
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