9月1日から4カ所の国際国境で「ラオス・デジタル出入国フォーム」の試験運用を開始
(ラオス)
ビエンチャン発
2025年08月28日
ラオス公安総局出入国審査警察局は、2025年8月15日付で「外国人の出入国オンラインシステム登録の試験運用に関する告示(No.3291/DIP)」を発出した。それに伴い、「ラオス・デジタル出入国フォーム(Lao Digital Immigration Form:LDIF、注)」の試験運用を4カ所の国際国境で、9月1日から開始すると発表した。
本システムでは、出入国の3日前から当日までにオンライン登録し、発行されたQRコードを出入国審査官へ提示する必要がある。試験運用が実施される国際国境は次の4カ所。
- ワッタイ国際空港(首都ビエンチャン)
- ルアンパバーン国際空港(ルアンパバーン県ルアンパバーン市)
- パクセー国際空港(チャムパサック県パクセー市)
- ラオス・タイ第1友好橋(首都ビエンチャン)
ジェトロが同局に確認したところ(8月26日)、観光やビジネスなど渡航目的を問わず、パスポートを使用して出入国するすべての外国人が対象で、入国時および出国時にそれぞれ個別登録が必要だという。なお、試験運用期間中は、従来の紙による出入国フォームの提出も可能だが、技術的な問題がない限り、デジタル登録の利用が推奨される。
9月からの試験運用は2025年中に終了予定で、2026年初頭から紙の出入国フォームを廃止し、ラオス国内すべての国際国境でLDIFの本格導入を開始する計画だ。正式な開始時期については、後日あらためて通知される。
(注)ラオス出入国審査警察局のウェブサイトの右上「Submit Online」からシステムにアクセスし、入国時および出国時それぞれ登録できる(8月26日にジェトロ確認)。サーバーの状態によってつながりにくい場合がある。
(山田健一郎)
(ラオス)
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