UAE、2025年上半期の非石油部門貿易が前年同期比24.5％増

7月30日付国営エミレーツ通信（WAM）の報道によると、アラブ首長国連邦（UAE）のサーニー・ビン・アフマド・アール・ゼイユーディ対外貿易相は、2025年上半期の非石油部門の貿易総額が1兆7,000億ディルハム（約68兆円、1ディルハム＝約40円）を超え、前年同期比24.5％増加したと述べた。また、包括的経済連携協定（CEPA）の好影響についても示唆した。

特にインドとの貿易はCEPA締結前と比較して約34％増加し、また、トルコとの貿易も40％以上増加していることに触れ、UAEの開放的な経済政策とグローバル市場への積極的な関与による効果が浮き彫りになった、と成果をアピールした。2025年上半期の再輸出額は約3,890億ディルハムで前年同期比14％増となり、再輸出拠点としてUAEがグローバルサプライチェーンにおける重要な役割を担っていると強調した。また、再輸出から直接輸出への移行とCEPAを通じ特定市場へのターゲティングに焦点を当てた国家産業戦略により、市場の多様化に貢献し、UAE製品の国際競争力を大幅に向上させた成果についても言及した。

（清水美香）