UAEで販売の砂糖入り飲料に2026年から課税強化

(アラブ首長国連邦)

ドバイ発

2025年07月25日

アラブ首長国連邦(UAE)政府は7月18日、砂糖入り飲料の物品税率を2026年から引き上げると発表した。この措置は健康促進を目的とし、従来の物品税では製品カテゴリー別に区分していた課税対象について、糖分含有量によって課税することとした。この発表は、製造事業者に対して原材料の見直しと必要な変更を実施する十分な時間を確保するため、事前に方針のみを示し、詳細については今後発表する。

物品税は、2017年に炭酸飲料(税率50%)、エナジードリンク(同100%)などを課税対象として設定されたが、今後はこれらの製品以外にも、糖分が原材料に含まれる飲料については、物品税の対象となり、ジュースや缶コーヒー、茶飲料なども、糖分量が多い製品は課税対象になる。

(吉村優美子)

(アラブ首長国連邦)

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