イラク首相財務顧問、米国関税の影響は限定的との見方

(イラク、米国)

ドバイ発

2025年07月28日

イラクに対する米国の相互関税は4月に39%と設定され、8月1日から適用される新税率として30%が公表されている(2025年7月10日記事参照)。

イラク首相財務顧問のムズヒル・ムハンマド・サーリフ氏は7月18日、イラク国営通信(INA)に対して、「イラクから米国への輸出の大部分は、相互関税の対象から除外されている石油と精製品であるため、米国のイラクに対する相互関税は象徴的な意味合いが強く、経済への影響は限定的だ」と指摘外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますした。なお、イラクの輸出先相手国の中で、米国は中国、インドに続く3番目の位置を占めている。

(大野晃三、オマール・アル・シャメリ)

(イラク、米国)

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