コロンボ消費者物価指数、5月の前年同月比マイナス0.7%から6月はマイナス0.6%へ改善

(スリランカ)

調査部アジア大洋州課

2025年07月18日

スリランカ中央銀行(CBSL)は、スリランカの最大都市コロンボの2025年5月の消費者物価指数(CCPI)上昇率(インフレ率、注)を前年同月比マイナス0.7%PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)6月をマイナス0.6%PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)と発表した(添付資料図参照、公表日:5月30日、6月30日)。コロンボでは2024年9月からデフレ状態が継続しているが、徐々に回復傾向にある。

部門別の上昇率では、食品部門が5月の前年同月比5.2%から6月は4.3%に軟化した。非食品部門は5月のマイナス3.3%から6月はマイナス2.8%に改善した。

また、CBSLは6月の発表で、2025年度第2四半期(4~6月)の平均インフレ率は見通しに沿って堅調に推移しており、適切な政策により今後数カ月でプラスに転じるとの予測を示した。

(注)コロンボベースのCCPIは基準年2021年=100としている。

(深津佑野)

(スリランカ)

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