家具、インテリア、装飾品の展示会「INDEX Dubai 2025」開催
(アラブ首長国連邦、日本)
ドバイ発
2025年06月06日
アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで5月27~29日、中東地域で最大級のインテリアデザイン展示会「INDEX Dubai 2025」が開催された。同展示会はインテリアデザインをテーマとし、家具や照明器具、インテリア雑貨といった分野を中心に、500社以上の出展があった。
INDEX2025の展示会場(ジェトロ撮影)
国別ではサウジアラビア、英国、ポルトガル、トルコ、イタリア、フランス、ドイツ、ベルギー、UAEなどがカントリーパビリオンを出展した。国別出展企業数では地元UAE企業が124社で最大、海外からは中国118社、トルコ40社、インド34社,イタリア31社となっており、中国からの出展が全体の約5分の1を占めていた。
日本企業からは前年に続いて、全国タイル工業組合の組合員14社が共同出展した。出展企業の1社、TNコーポレーションの林敦司代表取締役は「前回より来場客が多く、現地のデザイナーが多くみられた。日本の焼き物の色や細かいモザイクが現地では珍しく、注目された」と感想を述べた。同組合は2026年の出展も予定している。
(左)全国タイル工業組合のブース外観、(右)全国タイル工業組合のブース内の展示(ともにジェトロ撮影)
同展示会の主催者dmg eventsによると、「中東地域の家具、インテリア市場は建設プロジェクトの波に後押しされて、急速に成長しており、特に高級家具の需要は大幅に広がる」と予想されている。また、近年では、インテリアとテクノロジーが一体化したデザインが注目されており、同展示会では、人工知能(AI)を活用した空間プランニングからスマート照明、自動家具まで、インテリアデザインと建築の未来を形作る最先端技術が紹介された。
次回は、2026年6月2~4日にドバイワールドトレードセンターで開催が予定されている。
(和田梅花)
(アラブ首長国連邦、日本)
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