4月のCPI上昇率、前年同月比14.4%
(エチオピア)
アディスアベバ発
2025年06月18日
エチオピア統計局(ESS)は5月23日、4月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比14.4%と発表した。
項目別の上昇率では、食料品・非アルコール飲料が12.2%となった。特に主要輸出品のコーヒーを含む非アルコール飲料(53.4%)が最も高い上昇率を示した。生活必需品の油脂類(25.6%)、その他食品(20.1%)も高い上昇率だった。砂糖・ジャム・蜂蜜・チョコレート(19.0%)、肉(14.4%)、果物(14.9%)、乳製品・チーズ・卵(14.5%)は10%台の上昇、パン・穀物(1.4%)、野菜(11.5%)は1桁台から10%台前半の上昇にとどまった。
非食料品の上昇率は17.9%だった。特に交通(40.5%)、教育(23.2%)が高い上昇率を示した。
レストラン・ホテル(18.3%)、住宅・水道・電気・ガス・その他燃料(18.3%)、家具・家庭用品(16.5%)、アルコール飲料・たばこ(16.5%)、衣類・履物(13.9%)は10%台の上昇率だった。通信(7.4%)は1桁台にとどまった。
なお、エチオピア国立銀行(NBE、中央銀行)によると、外国為替相場は4月1日の1ドル=130.11ブルから、5月23日時点では1ドル=133.45ブルとなり、130ブル台前半で推移している。
(石川晶一)
(エチオピア)
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