イランとインドが第20回合同経済委員会を開催、新たな覚書に署名
(イラン、インド)
テヘラン発
2025年05月13日
イランのアッバース・アラーグチー外相は5月7日、インドのニューデリーを訪問し、ドロウパディー・ムルム大統領、ブラマンヤム・ジャイシャンカール外相、アジット・ドバル国家安全保障担当補佐官と地域・国際情勢について協議した。
アラーグチー外相は、両国間の貿易関係の重要性を強調し、イランのチャーバハール港開発に関する10年間の協力協定の実施は両国にとって極めて重要と述べた。
また、同外相は、ニューデリーで開催された第20回イラン・インド合同経済委員会にも参加し、同委員会の開催に満足の意を表した上で、これを両国の協力を強化する絶好の機会と位置づけるとした〔5月8日付イスラーム共和国通信(IRNA)〕。
さらに、同委員会で同外相とインドのジャイシャンカール外相は、税関協力と医薬品関連規制に関する2つの覚書に署名した。
アラーグチー外相は、イランとインドは常に相互尊重と共通の利益に基づく友好的で温かい関係を築いてきたと述べ、現在も緊密な関係を維持していると強調した。両国は良好な経済協力関係を築いているものの、経済交流の水準は期待を下回っていると述べ、将来的にこの課題に対処していきたいと表明した(5月8日付IRNA)。
(鈴木隆之、マティン・バリネジャド)
(イラン、インド)
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