台湾、日本産牛肉の月齢30カ月以下の輸入制限を解除
(台湾、日本)
農林水産食品部市場開拓課
2025年05月26日
台湾の衛生福利部食品薬物管理署(TFDA)は5月22日、「日本産牛肉および牛肉製品の輸入規定」の改正を公表し、即日施行した。TFDAは3月4日に同改正案を公表
し、60日間の意見公募を行ったうえで、同規定改正が公布された。
同規定の改正により、2001年の牛海綿状脳症(BSE)の発症を受けた、日本産の「月齢30カ月以下」の牛肉の輸入禁止措置が解除され、日本産の牛肉を月齢の制限なく輸出することができるようになった。ただし、今後も頭蓋骨、脳、脊髄など特定部位の輸入は禁止されており、除去することが必要だ。
なお、農林水産省も5月23日、「台湾向け牛肉の月齢制限撤廃について」のプレスリリースを発表している。同プレスリリースによれば、今後、厚生労働省において輸出に必要となる証明書などの改正手続きを進めていくとしている。
(古城達也)
(台湾、日本)
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