4月のコロンボ消費者物価指数は前年同月比マイナス2.0%

(スリランカ)

調査部アジア大洋州課

2025年05月12日

スリランカ中央銀行(CBSL)は4月30日、スリランカの最大都市コロンボの2025年4月の消費者物価指数(CCPI)上昇率(インフレ率、注)を、前年同月比マイナス2.0%と発表PDFファイル(外部サイトへ、新しいウィンドウで開きます)した(添付資料図参照)。2024年9月から継続するデフレ状態は、2025年に入り加速したものの、徐々に回復傾向にある。

部門別では、食品部門のインフレ率は3月に続いてプラスで、前年同月比1.3%だった。非食品部門はマイナス3.6%と、デフレ状態が継続するも軟化している。他方で、非食品部門のうち「輸送」ではマイナス6.2%とデフレが進んだ。

見通しについては、今後数カ月でデフレ状態の軟化が進み、2025年半ばごろをめどにデフレから脱却する、との予測を維持した。

(注)コロンボベースのCCPIは基準年2021年=100としている。

(深津佑野)

(スリランカ)

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