43政党が登録、2026年大統領選挙は混戦予想

ペルー選挙審議会（JNE）は4月13日、プレスリリースを行い、政党登録最終日となる4月12日までに43の政党が登録を完了したと発表した。併せて、政党名と党のロゴマークも公表された。

2026年4月12日に投票が行われる大統領選挙には、登録が完了した政党から立候補しなければならない。ジェトロがJNEのウェブサイトで確認したところ、ペルー時間の4月14日午後5時現在、29政党の登録が完了せず、審査中の状態となっている。これらの政党からは立候補することができない。

政党登録数は過去最高で、立候補者は最大で43人となり混戦が予想される。投票用紙は立候補者の人数にかかわらず1枚で、全立候補者の政党名、党のロゴマーク、立候補者の顔写真が記載される。有権者は選んだ候補者の欄にチェックするかたちで投票する。そのため各政党は、選挙運動期間中、選挙公約を訴えるのみならず、有権者に立候補者の顔と党のロゴマークを覚えてもらうことにも注力する。

1回目の投票で過半数を超える得票率の候補者がいなかった場合は、上位2人による決選投票が実施される。決選投票が実施される場合、投票日は2026年6月7日となる。

（石田達也）