大阪・関西万博開幕、中国パビリオンの開館式を開催

(中国、日本)

北京発

2025年04月15日

大阪・関西万博(2025年日本国際博覧会)が413日に開幕し、同日、中国パビリオンの開館式が行われた。開館式には、中国国際貿易促進委員会(CCPIT)の任鴻斌会長、在日中国大使館の呉江浩大使、博覧会国際事務局(BIE)のディミトリ・ケルケンツェス事務局長、2025年日本国際博覧会協会会長である日本経済団体連合会の十倉雅和会長、同協会の石毛博行事務総長、吉村洋文大阪府知事らが出席した。

CCPITの紹介によると、中国パビリオンの面積は約3,500平方メートルで、大阪・関西万博の海外パビリオンで最大規模のものの1つとなった。中国パビリオンのテーマは「自然と共に生きるコミュニティの構築-グリーン発展の未来社会-」としており、運営するCCPITの解説によると、パビリオンの外観は中国の伝統的な記録媒体である竹簡をモチーフとしたデザインで、中国文化を一目で感じ取れるとしている。また、人と自然の調和という中国文化の発展コンセプトを示し、中国の長い歴史の奥深さを表現しているとした。

CCPITの任会長は開館式で、「中国政府は日本の万博開催を積極的に支持し、中国の参加を重要視している。中国館の魅力的な展示と多彩なイベントを通じ、繁栄し自信に満ちた開放的な中国を世界に伝え、大阪・関西万博に印象深く素敵な中国の足跡を残していきたい。中国パビリオンを通じて、世界の平等で秩序ある多極化と普遍的で包摂的な経済のグローバル化を積極的に推進していきたい」と述べた。

万博開催期間中、30の省・自治区・直轄市および広東省深セン市が中国パビリオンでイベントを開催する予定だ(注)。711日には中国ナショナルデーが開催される。李慶霜・中国パビリオン政府総代表(CCPIT副会長)は、「中国パビリオンは150余りの参加国・地域、万博テーマパビリオン、企業パビリオンなどと交流を行い、中国の物語を伝え、中国の声を発信し、本当の中国、美しい中国、素敵で立派な中国を世界に紹介したい」と述べている。

写真 中国パビリオン開館式の様子(ジェトロ撮影)

中国パビリオン開館式の様子(ジェトロ撮影)

(注)中国各地域のイベント日程はCCPITの発表外部サイトへ、新しいウィンドウで開きますを参照。

(亀山達也)

(中国、日本)

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