3月のCPI上昇率、前年同月比13.6%
(エチオピア)
アディスアベバ発
2025年04月24日
エチオピア統計局(ESS)は4月11日、2025年3月の消費者物価指数(CPI)上昇率が前年同月比13.6%と発表した。
項目別での上昇率は、食料品・非アルコール飲料が11.9%となった。特にエチオピアの主要輸出品であるコーヒーを含む非アルコール飲料(50.2%)が最も高い上昇率を示し、生活必需品である油脂類(36.3%)も大幅に上昇した。その他食品(26.7%)、砂糖・ジャム・蜂蜜・チョコレート(28.8%)も高い上昇率となった。肉(17.8%)、果物(13.4%)は10%台の上昇で、パン・穀物(1.2%)、野菜(6.1%)は1桁台の上昇にとどまった。
非食料品の上昇率は16.2%となった。特に交通(32.5%)、教育(23.3%)が高い上昇率を示した。レストラン・ホテル(18.3%)、住宅・水道・電気・ガス・その他燃料(17.4%)、家具・家庭用品(15.4%)、アルコール飲料・たばこ(15.2%)は10%台の上昇率だった。通信(2.0%)、衣類・履物(8.7%)は1桁台にとどまった。
なお、エチオピア国立銀行(NBE、中央銀行)によると、外国為替相場は3月3日の1ドル=127.64ブルから、4月11日時点では1ドル=130.75ブルとなり、120台後半から130ブル台で推移している。
(石川晶一)
(エチオピア)
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